![](http://about-adobe.com/wp-content/uploads/2022/07/赤ちゃんのフリーアイコン9.png)
AfterEffectsのプラグイン開発したいんだけど?
いいけど、まずはSDKが必要だよ。
![](http://about-adobe.com/wp-content/uploads/2022/07/社長のアイコン.png)
AfterEffectsのプラグイン開発を始めようと思っても、まず何をしたらいいのかわかりませんよね。そこで今回はAfterEffectsのプラグイン開発のためにSDKを入れてサンプルをビルドするところまでやっていきたいと思います。
この記事で分かること
- AfterEffect SDKのダウンロード方法
- SDKでサンプルエフェクトをビルドする方法
- ビルドしたエフェクトを実行する方法
自分自身初めてやることだから手探りでやっていきます。スムーズにいかない部分もあるけど、自分自身で手を動かしながら確認してみてください。
AfterEffectsのSDKをまずはビルドするところから始めましょう。
![](http://about-adobe.com/wp-content/uploads/2022/07/社長のアイコン.png)
AfterEffectsのSDKをダウンロードする
AdobeのDeveloperサイトからAfterEffectsのSDKをダウンロードします。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-28-18.52.48.png)
![](http://about-adobe.com/wp-content/uploads/2022/07/スクリーンショット_2022-07-28_16_26_42-1024x233.png)
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/スクリーンショット_2022-07-28_16_27_16-1024x414.png)
自分の使っているパソコンに合わせてダウンロードしましょう。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/スクリーンショット-2022-07-28-16.28.23-1024x539.png)
ダウンロードして開いてみると中身はこんな感じになっています。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/スクリーンショット-2022-07-28-16.30.22-1024x501.png)
Examples→Effectsの中にエフェクトのサンプルがあります。
Visual Studioをインストールする
これは好きなものでいいと思うんだけど、Visual Studioを入れておきます。IDEなのでビルドなど様々なことができる。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-28-18.43.05-1024x364.png)
Community2022っていうのをダウンロードしてインストールしました。
AfterEffectsのプラグインのコードはC++のようです。Visual Studio に C および C++ サポートをインストールするに"C++ によるデスクトップ開発" ワークロードを選択と書かれているので、それを選択してインストールを進めます。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-28-18.40.15-1024x514.png)
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-28-18.49.42.png)
右側に必要な両機の合計8.16GBとか書かれているけどかなり重たいですね。結構容量空いていないと厳しそう。
Mac分からん
開発するときは普段Macを使うのでfor Macをダウンロードして開いてみましたが、AfterEffectsのSDKを開いてビルドしようとするとサポートされていない形式だとかなんとか言われてしまって辞めてしまいました。(何か設定すればできるのかもしれません)
C++を使用したデスクトップアプリにチェックが入っていないけど関係あるのかな。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-28-18.42.39-1024x619.png)
Visual StudioでAfterEffectsのサンプルエフェクトを開く
Visual Studioをインストールしたら、サンプルのエフェクトを見てみましょう。フォルダ形式だとビルドのコマンドが出てこないようなので、表示を切り替えます。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.33.26-1024x317.png)
BuildAll.slnっていうのを開くと全部良い感じに表示されました。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.39.45.png)
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.40.57-1024x473.png)
適当にエフェクトのコードを見てみると色々コードが書かれていますね。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.42.12-1024x391.png)
ちなみにサンプルエフェクトがどんなものかはページに書かれています。サンプルの中から1つのエフェクトを見てみたけど、正直謎です。
- 一つのエフェクトのフォルダの中にいろいろファイルあってよく分からない・・・
- これがC++か・・・
ポインタとかあるからメモリ気にして記述していく言語みたいですね。そもそもC++の知識が皆無なので、それに関する知識とAfterEffectsのコードに関する知識が必要だ。
なんかそれっぽいこと書かれていますしね。
You must be a proficient C/C++ programmer to write After Effects plug-ins. While we’ll help with issues specific to the After Effects API, we can’t help you learn your IDE or basic programming concepts.
sdk-audience
AfterEffects SDKガイドちょっとみてみたけど、本当に分からないですね。簡単にプラグイン開発はできないみたいだ。
設定をする
ビルドする前に設定をしないと困ることがあるのでやります。ビルドしたいエフェクトを右クリックしてプロパティ。今回はShifterっていうエフェクトの設定をします。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.43.50-1024x615.png)
警告をエラーとして扱うを「いいえ」にします。「はい」のままだと警告が出ただけで止まってしまうので変更。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.44.21.png)
ビルドの出力先を確認する
ビルドしたものがどこに吐き出されるか分からないので確認しましょう。[全般→出力ディレクトリ]を確認してみると環境変数が設定されていますね。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.47.23.png)
編集から中身を見てみると¥となっているけど、これどこだ。。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-12.47.37.png)
よく分からないので、中間ディレクトリと同じにします。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.31.26.png)
これだと例えばShifterっていうエフェクトなら以下にビルドされる。
C:\Users\・・・\AfterEffectsSDK\Examples\Effect\Shifter\Win\x64\Debug
ビルドする
エフェクトを右クリックするとビルドが出てくるからビルドします。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.34.19.png)
成功するとこんな感じで出力先も表示されますね。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.34.45.png)
出力先を見てみるとShifter.aexっていうのがある。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.37.38-1024x406.png)
無事ビルドされたので、後はこれをAfterEffectsで使ってみます。
ビルドしたエフェクトをAfterEffectsで使う
ビルドしたエフェクトをAfterEffectsで使ってみたいので、さっきビルドしたShifterっていうやつをAfterEffectsのEffectsフォルダに入れます。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.39.18-1024x314.png)
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects 2022\Support Files\Plug-ins\Effects
AfterEffectsを開いてエフェクトを見てみるとSample Plug-insの中にShifterありますね。
![](https://creator-blog.jp/wp-content/uploads/2022/07/Image-2022-07-29-13.41.34-1024x381.png)
同じように他のサンプルのエフェクトをビルドしてAfterEffectsのフォルダに突っ込めば使えると思います。
まとめ
AfterEffectsのSDKをダウンロードしてサンプルのエフェクトをビルドしてみるっていうことをしました。何とかビルドはできたけど、エフェクトのコードを見る限り、自分でエフェクトを作るとかっていうのはなかなか難しそうです。
- C/C++の知識が必要
- AfterEffectsの関数等の知識が必要
AfterEffects特有のプロパティや関数があるから、それらをC++でどう扱っていくのかっていうのが結構しんどそう。プラグイン開発の情報ってほとんどないし、ハードルの高さをとても感じます。