Photoshop

Photoshopの生成塗りつぶし使い方【実例付き】不要物を自然に消す/背景を入れ替える

Photoshopって塗りつぶしできる?

もちろん最高のレベルでできあますよ

Photoshopでできる塗りつぶしってどんなものなんだろう?どういったことができるんだろう?

そんな疑問を解消するためにこの記事ではどういった塗りつぶしができるのか、どういった手順で行うことができるのかについて書いていきたいと思います。

記事の内容

Photoshopの塗りつぶしについて見ていきましょう

Photoshopの生成塗りつぶしとは

Photoshopの生成塗りつぶしはAIを使ってPhotoshop上で何かを生成して合成することができる機能です。

AI使って新しい画像入れられるのね

そうですそれがPhotoshop上でできてしまうのがありがたい

画像編集に関して何でもできるPhotoshopに生成AIの機能が追加されてしまっているわけですね。最高です。

パターンは3種類生成される

生成塗りつぶしを使うことで、生成されるパターンは3種類です。その中から好みのものを選ぶことができます。

色んなパターンが見れていいね

こういうパターンを簡単に作れるのも魅力ですよね

生成された3パターンの中にイメージに合うものがなかったら再度プロンプトを入力して生成してやりましょう。より自分好みのものを作って合成することができるはずです。

生成塗りつぶしの基本

できること4つ(除去/背景差し替え/構図拡張/要素追加)

Photoshopの生成塗りつぶしでできることは主に4つです。

  1. 不要物の除去(空欄生成が基本)
  2. 背景差し替え(被写体選択→反転→生成)
  3. 構図拡張(Generate Expand)
  4. 要素の追加(衣服・小物・影・反射など)

かなりいろいろできるね

そうですね生成塗りつぶしの活用の幅は大きいです

全ての場合において、プロンプトをPhotoshop上で書いて生成ボタンを押すだけなのでかなり簡単に行うことができます。実際のやり方についてはこの後見ていきましょう。

従来機能との違い(修復・コンテンツに応じた塗りつぶし との比較)

Photoshopには修復ブラシコンテンツに応じた塗りつぶしという他の塗りつぶし方法もあります。コンテンツに応じた塗りつぶしはよく使うので書いておくと、これはその周囲の背景情報を分析して自然に空白部分を埋める機能です。

ボールの画像をコンテンツに応じた塗りつぶしで塗りつぶすとこんな風に消すことができます。

普通に綺麗じゃん

この機能は結構便利なはずです

修復ブラシも同じような感じで、サンプリングした画像をコピーして塗りつぶすことができます

ポイント

  • 修復ブラシ/コンテンツに応じた塗りつぶし=元画像の再配置
  • 生成塗りつぶし=AIによる新規生成(自然さ・スピードは上/コントロールはプロンプト依存)
  • ベストプラクティス:従来機能で粗調整 → 生成で仕上げ

修復ブラシやコンテンツに応じた塗りつぶしは元画像を使って塗りつぶすのに対して、生成塗りつぶしはAIが生成したもので塗りつぶします

実践① 不要物を自然に消す

例えば左側の画像の気球を消したいというような場合です。(左側が消す前、右側が消した後)

不要物を消す場合は、生成塗りつぶしをする際に空欄のまま生成ボタンを押せばいいです。

  1. 消したい対象を選択ツールで選択
  2. 生成塗りつぶしを選択
  3. 空欄のまま生成ボタンクリック
消したい対象を選択
生成塗りつぶしを選択

不要物を消したいときにはプロンプトに何も入力しないで生成するのがポイントです。

何も入力せずに生成

これで不要なものを画像内から削除することができます。

実践② 背景差し替え

画像の背景を変更したいときってありますよね。左が元画像で右が生成したものを合成した画像です。

背景綺麗に変わってるね

そうなんです何の背景でもいけちゃいます

  1. 背景を選択
  2. 生成塗りつぶしを選択
  3. 生成したい背景のプロンプトを入力して生成ボタンクリック

今回は背景を選択したいので、被写体を選択してから選択範囲を反転させて選択することにします。

これで人物以外が選択されたので、生成塗りつぶしを選択です。

背景にしたいプロンプトを入力して生成すればOKです。

実践③ 構図を拡張(Generate Expand)

画像の枠を拡大したいときがあると思います。そういう時に使える技で、例えば左の画像を右の画像のようにすることができる。

画像の枠を超えて拡大できるのね

そうですかなり自然ですよね

まずは画像を拡大するための枠を作ります。切り抜きツールでどれぐらいの枠が欲しいのか広げておきましょう。

切り抜きツールで枠を大きくする

そしたら後は選択範囲を画像の枠外にして生成塗りつぶしを使えばOKです。プロンプトは空欄にしましょう。

こうすると元画像を拡大してくれます。

元画像が本当にそのまま拡大されたようで凄いですよね。

実践④ 要素の追加

画像のこの部分にこれ欲しいんだよなあ・・・っていうことありますよね。例えば下の画像であれば左が元画像で右が生成した観葉植物を合成したものです。

観葉植物が追加されたね

こういうのも簡単にできちゃいますね

  1. なげ縄ツールなどで合成したい箇所を選択
  2. 生成塗りつぶしを選択
  3. 生成したいもののプロンプトを入力しtえ生成ボタンクリック

こういう画像の中に別の要素を生成していれるっていうこともできる。

バリエーションは3つ生成されるんだったね

そうそうよりイメージに合うものを選べますよ

何もないところに自分の好きなものを加えられるので、画像何に何か物足りなさを感じたら試してみるといいでしょう。

仕上げの整合

生成機能で画像を合成しても、何となく違和感を感じることがあります。合成したものの明るさや色が元画像と合わずに合成感が出てしまう場合です。

ただPhotoshopはそのあたりの画像編集機能に関しては整いすぎているので機能を使って改善することができます。

色味の統一(調整レイヤー/カラーマッチ)

例えば合成した画像にだけ明るさや色合いを調整したい場合は、調整レイヤーを使ってそのレイヤーにだけ当てて調整してあげればいいです。

こういうことできるなら調整すれば馴染みそうだね

調整してより自然なものを目指しましょう

光と影の方向合わせ

合成した画像に影が欲しい場合もあると思います。そう言った場合は、合成した画像の選択範囲を黒く塗りつぶしたものをぼかしたりして影を作るといいです。

観葉植物に影が付いたね

これは凄い雑ですけどねイメージとしてはこんな感じでできます

影が欲しい際には編集してみるといいでしょう。

まずは試してみよう

Photoshopは昨日もたくさんあって最初はどこをどう使ったらいいか迷いますが、一度AdobeのCreative Cloudコンプリートプランから試してみるといいです。7日間の無料期間があった気がしますので。(コンプリートプランなら他のソフトも試せる)

生成塗りつぶしの機能自体は使うことは難しくないので、結構すぐに試せると思います。

  • クイック選択ツールなどで選択範囲を作る
  • 右クリックで生成塗りつぶしを選択
  • プロンプトを入力して生成

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